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カナダのHugadale犬舎のMrs.Margaret Saltzmann(マーガレット・サルツマン)さんを紹介します。彼女は二人の息子さんを育て上げ、ご主人Peterの経営する会社の仕事をたまに?手伝い、そしてエアデールのブリーディングとショーを楽しむスーパーウーマンです。彼女はカナダ最大の都市トロントから車で1時間ほど行った、オンタリオ湖の北湖畔近くに住んでいます。彼女の話ではそれはとても美しいところのようで、毎日エアデールたちを連れて湖までのんびりと散歩することが、最大の楽しみとのことです。ただ、彼女に家はプール付きの大きな家ですが、残念ながら犬たちを十分運動させるだけの庭はありません。特に若い犬たちの場合は、体力づくりのため一日3キロの道のりをエクササイズする必要があると、言っています。
私とエアデールとの初めての出会いは1976年、 夫ピーターが私の誕生日に、1頭のエアデールのパピーをプレゼントしてくれたことに始まります。私はこの子にAsco(牡)と名付けました。Ascoは10歳で亡くなるまで私にエアデールのすばらしさを教え続けてくれました。2頭目のエアデールはBlazerという子で、1986年、我が家に来ました。不運にもBlazerは狂犬病の予防注射を初めて打った時に副作用が出て、それ以来、彼の人生は波乱に富んだものでした。しかし、彼は1999年に亡くなるまで、私にとって素晴らしいコンパニオンとして、そして彼自身も素晴らしい生活をおくることができました。Blazerが亡くなる数年前、1996年に私は次の新しい仔犬を手に入れる決心をしていました。それまで私の心の中には、いつも何かものたらなさ感じていました。“新しく家族の一員として迎え入れるだけではなく、その子を自分でショードッグとして育て上げ、自分でショーに参加してみたい”。こんな欲求が日に日に高まっていくのがよく分かりました。そんな私の夢を現実のものにしてくれたのがGlory;Am/can Ch.Oakrun Beyond Myth V Hugadale(Ch.Stoneridge Count Nikoli ex Ch. Nanouska van't Asbroek)でした。彼女の父方の血統ラインは、Ch.Siccawei Galliard、 Ch.Finlair Tiger of Stoneridgeに遡ります。そして、母方はCh. Pollux ll vd. Schoneberger、Ch. Lady Kim Prentender、そして古くはCh. Siccawei Galliardに遡ります。
Gloryは1997年の12月にカナダチャンピオンに なり、1998年1月にアメリカチャンピオンを完成させました。その後、1998年7月のエアデールテリアクラブ オブ カナダのナショナルスペシャリティショーでBOBを獲得し、10月にはアメリカ・モンゴメリーで開催される Hatboroと Devonショーでトップテン入りを果たしました。1999年2月、彼女はCh. Terrydale's Int'l Affairとの間に10頭の子をもうけました。私はこのうち牡牝1頭ずつ残すことを決め、牡にはKrackerと、牝にはTukiiとそれぞれ名付けました。Tukiiは昨年のモンゴメリーDevonショーでExhibition Classで見事1席を獲得しました。そして、最近ではエアデールテリアクラブ・オブ・カナダ・ナショナルスペシャリティショーでウイナービッチ及びベストウイナーを獲得しました。彼女は産まれながらのショードックでハンドリングをする私をとても楽しませてくれます。反対に牡のKrackerはとても美しい子ですが、いかんせんエネルギーと遊び心の塊で、ショーマナーをつけるのにもう少し時間がかかりそうです。 
私はショーに向けての準備や、ショーそのものを心から楽しんでいます。私はトリミングを始める前にテーブルの上の自分のエアデールを見て、そしてその素晴らしいキャラクターを十分に発揮できるようイメージを作り、それからトリミングを行います。時間が経つと共にそのコートは本物の輝きを増してきます。私にとって、まさにその過程そのものが楽しみであり、そして自分の手で準備した子を連れてショーのリンクに立つことで、とても心地よい感覚を感じることができるのです。仔犬たちを育てていくなかで、私はそれぞれの成長と個性が形成されていく過程を注意深く眺めながら、それぞれの仔犬たちに合った家庭を選びます。私のかけがえのない愛犬たちは全て私と夫のPeterと一緒に家の中で生活しています。私の夢はショーをこれからも続け、そして楽しむこと。よりスタンダードに近い、幸せな、そして健康的なエアデールたちをこれからも繁殖をしていくことです。
Margaret Saltzmann