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DROFFATS AIREDALES 訪問
今回アメリカへ行くことが決まったときから、私は是非アメリカのブリーダーを訪ねてみたいと考えていました。そして、この日オハイオの友人 ナンシーと一緒に私たちは Droffats Airedales を訪問しました。この犬舎はオハイオの有名な犬舎で、エアデールテリア クラブ オブ アメリカからも優良ブリーダーとして推奨されています。クリスマスホリデーの忙しい中、スーはとても気持ちよく私たちを歓迎してくれました。ちょうど彼女の犬のハンドラーのデイビッド ジョンソンも来ていて、犬舎のスターたちを見せてくれました。彼はとても人気のあるハンドラーで、さすがどの犬も彼がリードを持つと、うれしそうに活き活きしています。

スーとエアデールの出会いは彼女が23歳の時でした。公園でエアデールを見て、今まで見た中でもっとも美しい犬だと思い、1958年に最初のエアデールを飼いはじめ、1960年には2頭目を飼い、1980年にブリーディングを始めました。彼女は現在は16頭のエアデールと一緒に暮らしています。広い庭に建った犬舎は広い倉庫のようで、中はそれぞれの犬舎に分かれており、またシャンプー、トリミング、すべてがこの中でできるようになっています。

彼らの運動は1日3回20分ずつ広い運動場に一斉に放して運動させます。その中には7頭の牡もいます。一見危険そうに感じますが、彼女によると広い運動場で放して、人が近づかなければケンカは起こらないそうです。人が来ると人に寄ってくる犬たちは、お互いに近づきすぎ、また人から注目されようと競争心が働き、ケンカになる可能性があるからです。確かにスーの家の運動場は本当に広いところです。たとえ16頭が遊んでいても、仲の悪い犬同士が避ける余裕はいくらでもありそうです。

彼女の犬たちの代表的な賞歴
1994 #4 Airedale Dog in America Ch. Bit O' Dude and Splendor
1994 #1 Airedale Bitch in America Ch. Droffats First Lady of Spelendor
1993 Reserve at Montgomery and Devon Shows Ch. Droffats Midnight Caller

スーは良い気性を持った健康な犬を繁殖したいと考えています。彼女は同胎の中から1頭か2頭を残し、優秀な血統を継続しています。また、彼女は1年のうちほとんどの週末は犬をショーに出しています。通常ショーは金、土、日曜日に行われますが、たまに木曜日を含むこともあります。トリミングはハンドラーのデイビッドがする場合もありますが、主にスーが一人でします。彼女は仕事をリタイヤしたいわゆる老婦人ですので、これには驚かされました。小柄な身体で毎週エアデールをきちんと手入れし、ショーに出すのはとてもエネルギーのいることだと思います。ショーの際には自分でハンドリングをするときもあるそうです。そのほかにもブリーディング、ショーなど様々なことについて親切にスーに教えていただきました。

杉本紫乃